夏を待つ「熟成ブレンド和紅茶」の裏舞台
お久しぶりです。杉山貢大です。
「最近のお茶業界ってどうなの?」「美味しい和紅茶ってどうやって作られているの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
無事に一番茶の製造を終えたのも束の間、ホッとする間もなく二番茶の管理や来年に向けた準備に追われており、まさに怒涛の日々を過ごしています。
今回は、今まさに仕込んでいる「和紅茶」の裏話や、市場で起きているお茶の最新動向など、茶園のリアルな舞台裏をお届けします。
息つく暇なし!一番茶から二番茶、そして和紅茶の製造へ
一番茶の忙しさから抜けたと思ったら、すぐに二番茶のシーズンが到来しました。
現在は「和紅茶」の製造が中盤戦を迎えています。
和紅茶は一番茶ほど大量に作るわけではないため、スケジュールを調整しながら、工場の終了期日に向けて逆算して丁寧に進めています。
和紅茶に向く品種と、こだわりのブレンド
お茶の品種といえば「やぶきた」が全国的に有名で、煎茶としては王道です。
しかし、やぶきただけで和紅茶を作ると、少しサッパリしすぎてクセがなさすぎる(紅茶らしい渋みや香りが物足りない)仕上がりになりがちです。
そこで自分は、和紅茶に向いている特定の品種を仕込んでいます。
今年仕込んでいるのは、以下の2品種です。
・静7132:独特の香りと深い味わいを持つ品種。
・ 香駿(こうしゅん):ハーブや花のような優れた香りが特徴の煎茶品種。
これらを「1対1」の割合でブレンドし、我が家の「ブレンド和紅茶」として仕上げています。これらの品種は収穫時期が遅いため、茶園としてはここからが忙しさの後半戦になります。
すぐには飲めない?「追加熟成」のこだわり
今年作った和紅茶は、すぐに販売するわけではありません。じっくりと「追加熟成」を行い、味がしっかりと乗ってくる8月のお盆過ぎ頃からみなさんにお届けする予定です。
熟成させればさせるほど、紅茶らしい奥深いコクが生まれますので、どうぞ楽しみにお待ちください。
まとめ
賑やかな日々の中で、こだわりを詰め込んで作られる今年のお茶。 仕込み中の和紅茶は8月頃のデビューとなりますが、それまでじっくりと美味しく熟成させておきます。 自分たちが誇りを持って育てたお茶が、みなさまの日々に少しでも平穏をもたらすことを願っています。現在販売中の煎茶も、心を込めてお届けしていますので、ぜひチェックしてみてください。
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